生理日を調整したい方へ
ピルは生理日を移動させることもできる
生理(月経)は、女性が妊娠できる身体になるために必要不可欠な生理現象ですが、大事な予定のある日と重なると何かと不便なもの。
「生理日が結婚式や入学試験などの大事なイベントと重なりそう」
「海やプール、温泉に行く予定があるけれど、生理が来ると楽しめなくなってしまう」
このようなときは、ピルを服用して生理日を早めたり遅らせたりすることで、生理日を移動・調整することができます。ピルで生理日を早めることも遅らせることもできますが、いずれにせよご予定がお分かりになり次第早めの受診をお願いいたします。
※ギリギリのご受診より余裕を持ってのご来院であれば無理なく対応できます。
服用方法
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生理日を早め
たい場合次に生理が来ると予想される日の数日前から1~2週間ほど服用します。この方法であれば旅行中やイベント当日に服用をしなくてよくなるというメリットがあります。
ただし、移動させたい生理日の前月の生理中もしくはその前のタイミングで受診していただくことが必要です。
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生理日を遅らせ
たい場合次に生理が来ると予想される日の5~7日前から、生理を止めたい日の前日まで服用します。そのため、いつまで遅らせたいかによって、服用する日数が多くなったり少なくなったりすることがあります。
ただし、排卵日以降にピルを処方することになりますので、処方する前に妊娠の可能性がないことを確認することが必要です。
注意点
- 人によって、服用中に不正出血や吐き気などの副作用が起こる場合があります。
- 生理日移動以外の目的で現在ピルを服用している場合、確実性を高めるため別のピルをおすすめすることがあります。その際は、担当医よりご説明いたします。
- スケジュールに余裕をもってピルを飲み始めていただくためにも、生理日を早めたい場合・遅らせたい場合にかかわらず、念のためお早めにご受診いただきますようお願いいたします。